2012年02月14日
現実逃避
ときに、人は強烈なリアルに遭遇するとその現実から身体はともかく精神のみを逃避させることで、自らの精神が破綻しないようにする、のではないかと。つまり、強烈なリアルによって、そこから現実逃避が導き出されるという具合。耐え難い痛み、それは心身いずれの場合であっても、その現実に対して鈍感もしくは不感症のようになることで、耐性を持つというだけのことかもしれない。それがいわゆる「慣れ」というものなのか。
それで、自分だけが鈍感だという自覚症状さえないままに、そんな自分だけが気付かず周囲がひいてしまう様は、ある種の残酷さを含むようにも思えるが、それすら自業自得なのだろう。「自分にとってはたわいもないこと」「どうでも良いと思えること」の範疇が、やたらに広範囲でそのせいで他者を傷つけることになったとしても、傷つく者にとっては傍若無人な振る舞いでしかないのだし。
つまり、このぼくは乱暴者なのかデリケートすぎるのかという自問自答なのだけれど、まあ結論はとっくに出ていたりする。ぼくは残酷であり、繊細でもある(なんて自意識過剰も良いとこだ)。
Posted by sousuke at 16:20│Comments(0)
│ありがちな日常のこと