2012年01月05日

こんなエコカー。



 ガソリンエンジンの燃費効率アップで1リッターで30kmも走るという、燃費がすこぶる良い自動車を「第3のエコカー」と呼んだりしているらしい。ハイブリッド車と電気自動車が、その前の世代で弟1と第2のエコカーということになる…、それは「ちがうんじゃないのかな」と感じなくもないのだけれど。燃費効率の良いエンジンこそ、最初のエコカー世代というべきじゃないのか、という意味で。
 とはいえ、ここで登場するVWゴルフ・ディーゼルはエコカーなのか、それと認めてもらえるのか。ぼくは、こう考えていたりします。「そもそも自動車にエコという役割を持たせること自体がナンセンスなんだよな。エコカーなんていうものは、善良な犯罪者というくらいのもので(ちょっと言い過ぎか)、エコをアピールするための、そんな主目的のために造られた現代人の言い訳&都合の良い産物でしょ、その辺のエコなんとか、なんてものは」
 そんなぼくの私的なヒガミはともかく、このVWゴルフには給油口が2つもあったりする。1つは通常の燃料である軽油(ディーゼル)用で、新たに設けた丸いキャップの方はてんぷら油(廃食用油)用。つまり、石油でなくても走るいわゆる燃料にてんぷら油も併用できる自動車ってわけ。ただ、てんぷら油は信州の寒さで固まったりするから、軽油も用意しておかないとならないわけで。
 しかし、このVWゴルフ、車内を暖めるヒーターがほぼ効かないというドライバー&同乗者に信州の冬の厳しさを体験させてくれる、極寒仕様でもあるのでした。走行20万kmを超えてもまたまた調子良く走ってくれるけれど、小さな故障は数え切れないほどで。それを「仕方ないな」と諦めて乗る、そんなエコカーもどき…。  


2009年10月13日

好きなんです。

 今更、フェンダーミラーはないやろー、と言われることもなく、大体なんであんなところにバックミラー付いてんの、って感じのクラウン。しかも、最大積載量500kgのバン、税金は安いけど一年ごとの車検がめんどいバンなんです。しかし、これが良いんですって。というか、これもこの世に生まれて20年で15万km走ってるけど、未だ新車の輝き(嘘!)。いやいや、調子は良いです、何の問題もなく、いつもご機嫌よく走ってくれる。で、これもやっぱりディーゼル。トヨタのディーゼルは、中東やアフリカの砂漠もガンガン走ってるからね。世界が認めたトヨタのディーゼルは、やっぱり大事に乗らないとねえ。ということではなくて、ただただ好きだから乗ってるんです。良いじゃないか、フェンダーミラーでパワーウィンドウがなくても、好きなんだから。あと、20年くらいは乗りたいなあ、というわけで、僕が新車を買うのはいつのことやら。そういや、今着てるパーカーも古着屋で買ったときから、毛玉だらけでほつれていたな。その古着屋も4年も前に潰れたし…。なんでかな、くたびれた物ばかり欲しがる癖は。よくわからんな。


ロケ地はそうです、19号沿いの便所パーキング  


2009年10月13日

まさに、すぐれもの。

 ゴルフⅢのディーゼルが手に入った。ということで、さっそく取り付けたのがUSA製の「ヒーテッド・フューエル・ストレーナー(?)」、つまり、温め式燃料フィルター。これを取り付けると、軽油&てんぷら油の併用が可能になる、そんなすぐれもの。しかし、そもそも軽油専用として造られたエンジンだから、てんぷら油なんか入れるのは不安。でも、走るんだよな。意外なほど、フツウに。機械工学にも、こんな糊代というか余白があったとは。まあ、最新のテクノロジーはギリギリまで切り詰められているから、こういうことは一昔前の世代じゃないと、ムリかも知れん。オーバークォリティーというんだろか、古いモノの方が長持ちするってことも、珍しくないし。それにしても、エコ替えというのはあまりにも、胡散臭いというか…。クルマや家電の買い替え補助は、エコというより「経済支援ナントカ」で良いんじゃないのか。そんなことを思った。


  


 ついこの間まで「CO2を6%削減しよう!」というキャンペーンを環境省が音頭をとって、コイケ元大臣がプリウスに乗ったり、大臣もみんなノーネクタイでブラブラ(?)したり、そんなことをしていたのに、政権交代したら「6%→25%」と、ハードルをがつりと上げちゃった。これまでは、ブームというかちょっとしたファッションのノリのエコ気分だったのに、-25%は重い足枷。経済界はかなり頭を痛めている、というか、民主党(鳩山総理)が掲げた大看板など、絵に描いた餅に過ぎん、と高をくくっているのかも。で、ご存知でしたか、日本の標準的な一般家庭は日常生活において年間4300kgほどのCO2を排出しているって(全産業分を含んでの国民一人当たりだと10t近いようです)。その内、自家用車が排出する分はおよそ2300kg。ガソリン1L当たり2.3kgのCO2が発生するらしいので、燃費10km/Lのクルマを年間1万km走らせた場合ってことかな。ということは、つまり1台のクルマがガソリンを燃やして走る分のCO2を半減すれば、年間で500Lのガソリンを節約すれば、家庭内での「-25%」は達成できちゃうことになる。うむ、うむ。しかしながら、そんなこことはまったく無関係に、僕はてんぷら油を集めて、愛車のゴルフたちに給油(!)して、走らせているんですけどね。これで地球を救う、なんてこと思うわけないって。「燃料代が浮いたぞ、うしし…」ってなもん。しかし、エコか。がんばる気にはなれん、当分はプリウスなんかにお任せしよう、と。僕のポンコツはてんぷら油で走っている、それだけなんです。たまに壊れるけど。


  
タグ :エコCO2


 ぼくの場合、フォルクスワーゲンのゴルフといえば、これを思い起こす。写真ほどきれいな赤ではなくて、すでにピンクっぽく変色している。運転席のドアなんか、いつの間にか錆びて穴が開いてしまい、それを自分で埋めて、スプレーでシュッシュと吹いておいた。25年選手で18万キロだけど、まだまだ元気。で、これもゴルフⅠ同様ディーゼル車。しかし、パワーウインドや集中ドアロックどころか、パワステも未装備だからね。慣れてしまえばなんてことないんだけど、腕力がないと狭い道や駐車場で往生しちゃう。まあ、シンプルだから壊れにくいとも言えるんだけど。しかし、今どきパワステじゃないクルマに乗ってる人って、しかも、普段の「足」として…。そうとうの変わり者だな、そんなヤツは。


  


 走行17万キロ、造られてから約30年、ボンネットを開けると「西ドイツ製」の部品があったりする。そういえば、ベルリンの壁がドイツを西と東に分けていたっけ、そんなことを思ふ。そういう時代のクルマ。まあ、ノスタルジックとポンコツの中間くらい、と言えるか。骨董としての価値はまったくない。だた好きだから、気に入ってるから、乗っているだけ(現在は車検切れで休眠中)。この初代ゴルフ、実はディーゼルエンジンを積んでいる。だから、燃費は抜群に良い。1リットルの軽油で、20キロぐらいは走っちゃう。しかも、軽油じゃない別の燃料でもエンジンがかかる。というわけで、さて、これから燃料でももらいにいくかな、近所の蕎麦屋さんに。あそこのおすすめは天ぷら蕎麦。皿に盛り付けられているから、サクサク食べられて旨い。海老天一つは汁に浸して食べるけどね。