
苔。「好きなのか」と訊かれればきっと「それほどでもないのになあ」と応えるだろう、そんな道端の苔。けれど、それをみつけたとき「おっ!」と思って、シャッターを切った。そのように苔のことが気になり始めたなんて、それこそ寄る歳の波…、ではなく年寄並にぼくの嗜好や感性が変化してきたということなのか。もちろん年寄になったことを悲しんだり哀れんだりしているわけではない。今までなかった感覚に目覚めることができて「これまでやり過ごしてきた歳月よ、サンキュー!」というだけである。それで、この苔にも「サンキュー」をおくろう。それで、また遭おう、苔よ…。
Posted by sousuke at
18:52
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