
以前、拾ったレコードを聞いてみた、荒井由美。B面のラストは「翳りゆく部屋」。うーん、なんでだろ。どうしてこういうことを歌にして、それで歌ってみせるのか。例えば、ぼくであれば、
どんな運命が愛を遠ざけたの。
輝きはもどらない。
私が今死んでも。
と、たとえそんなことを思い浮かべたとしても、決して口に出したりしないだろう。もちろんブログにも書かないし、それを詩にして歌うなんて…。まあ、それが「表現者の表現者たるゆえん」なんだろうな。照れとか恥じらいとか、非常識を気にするとか、それこそ凡人の枠に収まるための枠組みみたいなものなのだろうし。ということは、このぼくもやっぱり常識に縛られているごくありふれた凡人に過ぎないのだな、ふむふむ。凡人で良いじゃないか、ぼくは明日からまた立派な凡人として生きてゆきます。輝けなくたって良いんだよ、それで生きていけるなら。なんてね。
Posted by sousuke at
20:02
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