嘯く。

sousuke

2012年01月17日 08:43



 これはまるで、合併直後の東ドイツいたようなローテク技師のようだぞ、という比喩には「あー、そうか。ボサボサ頭に毛糸の帽子じゃ、そんなふうに見えるのねえ」という新しい気づきがあったりもした。そんなぼくのいでたちより、白黒テレビとそれと同様に古かったりするオーディオや洗濯機、さらにはまったくアナログなデジタル表示の時計に囲まれてしまったおかげで、そんな旧東ドイツのアナログな技師に見えたんだなあ、とそれを独り思って、少し落胆。
 新聞に出たよ、という最初の自慢(?)は、少年野球のチームで新年の早朝に長野駅前の掃除をしたことだったと記憶している。まあ冬は雪があったりで野球の練習にはならずサッカーばかりしていたし、また監督やコーチだった大人は「新聞に載るんだぞ、しっかりやれ」と言って、子どもたち以上に緊張していた。「新聞に載るから、しっかりやれ」という理屈の正しさは、その当時は「そんなものなのね」と聞き流していたのに、この年齢になって「そういうものじゃないだろう」と思ってしまうのは、それこそ老化の一つの現象なのかもね、などと自分にいやみをいう始末。
 この新聞記事には、それなりの反響があるらしく、そういうわけでオチオチしていられないという状況が出来つつあるのかも知れません。オチオチにこそ、充実したヒトの営みの本質があるのにと、また嘯いてこのブログを締めくくろうかと。

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